[エル・ジー・ビー・ティー]女性同性愛者(レズビアンLesbian)、男性同性愛者(ゲイGay)、両性愛者(バイセクシュアルBisexual)、そして性同一性障害(トランスジェンダーTransgender)の人々をまとめて呼称した言葉。海外ではすでに一般的な用語となり概念となっています。
今回ご紹介するブランド「キャサロス」は、LGBTに対する意識変革の推進を掲げたブランドです。
最初このブランドを知った第一印象は、なんてカラフルで素敵な文具なんだろう。という感じでした。パンフレットに載っていた、LGBTという文字を見てなんでだろうと思いました。
LGBTの世界では、この文具を持っていたら対象者だとかいう符丁に使われているのだろうか。と想像していましたが。
コンセプトを読むにつけ、そんな下世話な発想をしていた自分が恥ずかしくなりました。
社会人たるもの、持ち物は、黒、紺、茶、が望ましい。華美でない一般的なものを持ち地味に振る舞うべし。
というような固定概念に縛られ凝り固まった思考で、今後のこの世の中を渡っていけるのか、いや、無理である。
ビジネスを含めた社会に堂々とAIが席巻し、人間が当たり前に担当していたものを端から端から奪う時代がやってくる。
そんな時代が進み、人間に残された役目。結局個性を活かせずなんの可能性が残っているというのだ。
今までの日本では、固定観念はむしろ身を守る鎧のような存在だったかもしれない。「こうあるべきだ」という鎧をきていれば傷つかなくてすむ。
しかし、これからの社会を生きるにあたっては、重い足枷になってしまうことは間違いない。
新入社員のあのこに「彼女いるの?」と聞いて「いません」と答えたからシングルなのかと思い込むのか。
もしかしたらいるのは彼氏なのかもしれないという可能性を持てるのか、それだけで、思考の幅は全く変わってくる。(それ以前に彼女いるの?と聞くことがセクハラとかいう話は一旦置いておいてください)
そういえば以前、性転換した人の特集をテレビで放送していて、お姑さんと一緒に見ていたときだった。
仕事もリタイアし、年金暮らしの姑が、
「もし、じゅん君(孫)が女の子になって帰ってきても、それがじゅん君の幸せならそれでいいと思うなあ。」
と呟いたのだった。
私の中の固定観念がかなり覆った瞬間だった。
年金暮らし世代の姑はきっと「孫の顔、ひ孫の顔、先祖代々受け継いだ血筋を」とかそういうこと考えているかと思っていた。
唯一の男子内孫が女の子になっても幸せならいい。そんなふうに思っている姑という立場の人がいると思っても見なかったのだ。
今こそ思考を柔らかく持たないといけない。
固定観念を取り去ることは、物理的、精神的にユニバーサルデザインの感覚を持ち合わせることが第一歩なのではないかと思う。
というわけでキャサロスのノートカバーの紹介です。
まず開いたところを見ていただきたいのですが。
スリットがかなり用意されています。名刺物差し、クリップ、ありとあらゆるものが好きなように入るようになっています。
しかも右も左も。
我々日本人も、今で横書きで書くことがメインで、左開きが当たり前でしたが、左右同じように使え、さらにペンホルダーもどちらにも付いているとなれば、縦書きに原点回帰したい武士の方にも対応していると言っても良いでしょう。
また、通常のノートカバーは、内側から表紙や裏表紙を挟んで使うのが一般的で、内側だけに入り口があるのが普通ですが、このノートカバーは、内側からも、外側からも上からもノートがさせるのです。
つまり、レポート用紙のようなものにも対応しています。
↑こちらは当店スタッフのゆみちゃんの私物です。ロディアNo.16を愛用していますが、ロディアは一般的なレポートパッドより厚みがあるので、入るものと入らないものがあるのだそうです。
キャサロスなら、ロディアを装着した上で、さらに、左側にリングノート(これも幅をとるため、ノートカバーを選びます)を装着することが可能です。
↑付箋や物差しも一緒に収納できちゃいます。
中身だけじゃなく、外にもスリットが付いていて、忘れちゃいけない用紙はこちらに入れておけば忘れにくいです。
LGBTだけでなく、忘れん坊の方にも対応しています。
また、特筆すべきは圧倒的なカラーバリエーションです。
重ねると壮観ですね。かと言って、ただカラフルなだけでなく、色をスタイリッシュに際立たせるためにバイカラー構造になっています。
さらに、それぞれのカラーに合わせて、差し色になるステッチが施されているのです。↓↓↓↓
ペンホルダーは、右に入れるか左に入れるかの選択だけでなく、「どっちにも入れる」というワイルドな選択もできるよう、右と左で高さが違っています。
右に万年筆、左に多色ペンなどという使い方もできます。
ぜひこのノートカバーを使って、固定観念をドンドン取り払ってみましょう。そして、ポテンシャルを呼び覚ましましょう。
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