これを読んでくださっているあなたはいいボールペンをお持ちだとは思うのですが、こっそりお聞きします。
「SARASA派の人〜〜手をあげて!」
10年前の私なら、すぐに手を挙げていました。
そう、私はサラサ派だったのです。
日本のボールペンはとっても描きやすくて、滑りの良い海外製の油性ボールペンが苦手だった私。
滑らず、でもさらさらかけるジェルボールペンサラサは、コンビニでも買えるし、大好きでした。
インクがいつ切れてもいいように、コンビニで鷲掴みにして、7〜8本一気に買います。そして、会社に帰ってラベルで名前を印刷して全部にはるのです。
使っているペンのインクがなくなったら、そのままゴミ箱にポイするわけです。
SARASAは100円、替芯が80円なので、本体は実に20円という悲しい価格でした。だからと言ってぽいぽいは悲しいですね。
なぜそんなにたくさん持っていたかというと、隣の席の上司がすぐ人のボールペンをとる人だったからです。上司の机の中にはみんなのボールペンが収集されていました。なので、ラベルを貼っていたのです。
以上、私とサラサの思い出でした。
さて、数年前にそんなサラサの高級バージョン「サラサグランド」がリリースされました。お値段は通常のサラサの10倍「1,000円」です。
高いですか?いえいえ。私は高いとは思いませんね。むしろ安すぎるくらいです。手に取っていただければわかりますが、かなりの高級感です。
真鍮でできているので、重厚な感じして、形はサラサと同じですが、まさか誰もあのサラサだとは思わないと思いますよ。
しかも形が一緒ということで、替芯も共通。つまりこんな高級ペンの替芯が「80円」というわけです。サラサドライの替芯も入ります。ちょっとコスパ良すぎませんか。ちょっと謙虚すぎませんか。4,000円くらいとってもいいと思いますよ。
ゼブラさんは、下位シリーズのボールペンを舐めすぎだと思いますよ。シャーボだけじゃなく、この辺ももっと胸張っていいと思いますよ。
そんなサラサグランドが、ビンテージカラーを搭載してリニューアルしました。
今までシルバーだった箇所がゴールドになって、さらに増した高級感。
しかも軸の色がいい意味で微妙な色合いです。
そして、なんとこのシリーズになったサラサグランドは、インクの色が全て違うのです。
2019年にリリースされた「サラサクリップビンテージ」の色が採用されています。ビンテージカラーは黒の代わりに使えるような彩度の低い色なので、普段の筆記に少しの個性を出せます。
万年筆のように少し色みのついたブラックという感じで使えます。
どの色も、ゴールドとの相性がバッチリです。天冠には、それぞれの色の樹脂が付いていておしゃれ。
サラサクリップの特徴、バネ式のクリップ部分も金属になって再現しています。ここまでしっかり開くので、分厚いバインダーなどに固定したり、ポケットの生地にさすのも楽々。
実はもう一本(グリーン系)がまだ届いてないので、商品としてアップできてないのですが、来週には届くので、すぐアップできます。
もちろん彫刻も可能です。
カラバリが豊富なので、サークルの卒業記念や仲間とのお揃いにもいいですね。購入可能になったらまたお知らせしますのでぜひお願いします!
余談ですが、サラサのような水性ボールペンは、海外では「ローラーボール」と言われるジャンルのようです。
日本では舶来の高級ボールペンといえば「油性」がダントツ人気ですが、仕入先に聞いたところ「欧米ではダントツでローラーボールが人気らしいですよ」とのこと。
ええっ!!!知らなかった・・・。
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