Paperblanks 2022年秋の新作入荷しました!
ぺーパーブランクス2022年ノートの新作が入荷しました。
前回は春のリリースでしたので、半年ぶりの新作となります!
今回は落ち着いた色調の、伝統的で荘厳な雰囲気を持つデザインが多かった印象です。では見ていきましょう!
ペーパーブランクスのノートには、「ハードカバー」のものと、「ソフトカバー」のものがあります。
ハードカバーは重厚感と高級感が半端ない!本棚に並べるとうっとりするようなビジュアルです。
ソフトカバーは、表紙デザインの質感はそのままに、ソフトで薄い表紙になりました。折り返してつかえますし、省スペースになりましたので、携行用にも便利!
ではハードカバーから見ていきましょう!
ハードカバーのラインナップをご紹介!
ハリール・ジブラーン 預言者
レバノン生まれのアメリカ人作家「ハリール・ジブラーン」は、詩人、芸術家でもあります。彼のベストセラー作品といえば『預言者』。
名著『預言者』は、100以上の言語に翻訳され、世界中で愛されています。ジブラーン自身が英語で書いた手書き草稿が、表紙デザインのもとになっています。
サイズは
「ウルトラサイズ」
(180mm×230mm 144ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
マグネットクロージャータイプになっています。
着物デザイン 唐織
ベニハナで染めた絹地と金の蒔絵が美しい、ひときわ目を引くデザインは,江戸時代 (1615-1868年)に能装束として生まれたものです。厳密に言うと、唐織とは優美な刺繍が施された女性用の着物を指します。
着物の柄といえば、鮮やかで大き目の柄のものが多いですが、こちらのデザインは落ち着いた色調の、それでいて糸の一本一本が感じられるようなゴージャスな作りになっています。
原作品: 能楽の衣装デザインの唐織
年代: 18世紀
地域: 日本
サイズは
「ウルトラサイズ」
(180mm×230mm 144ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
「ミニサイズ」
(100mm×140mm 176ページ 横罫)
マグネットクロージャータイプになっています。
トロピカルガーデン ネイチャーモンタージュ
ゲーリー・グレイソン作
鮮やかな色彩で緻密に描き出された表紙デザインは、私たちを熱帯の楽園へ連れていってくれます。古い版画作品と現代のグラフィックデザインの融合は、この装丁にも如実に表れています。古典絵画、印象派、ポップアート・・・。異なるアートが一体となり表現されています。
植物がうっそうと生い茂る中、色鮮やかで元気なオウムが中央に配された、トロピカル・ガーデンのデザインは、私たちを異国の楽園へと連れ出します。飛び散るような鮮やかな色が表現するのは、自然のモンタージュの中で明かにされた陽気さ、不思議さ。グレイソンの世界を心行くまで堪能してください。
今にも紙面から飛び出しそうなオウムが印象的なデザインですね。どんなに落ち込んでいても一発で元気がでちゃうような鮮やかな表紙は、他にはないものです。
サイズは
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
「ミニサイズ」
(100mm×140mm 176ページ 横罫)
しおりもあります。
ワイルド・ウッド Tree of Life
ルネサンス期を代表する画家・版画家「ルーカス・ファン・レイデン」が1521年に制作したものですが、今回再現したのは、「ヤン・ハルメンス・ミュラー」が17世紀に手掛けた複製で、パッションシリーズの製本の装飾として用いられました。
サイズは
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
「ミニサイズ」
(100mm×140mm 176ページ 横罫)
インクブロット
刻み込まれた複雑な文様が心地よい、ルネッサンス期の真髄を再現した独特なデザインです。
ルネッサンス期の書籍は、世界史においても稀有な存在であり、見事に細工されたモロッコ皮の装丁で知られています。繊細な金の文様は植物をモチーフとしていて、手作業で一つひとつ彫られたものです。これら骨董古書の時代を超える美しさをお届けします。
「ウルトラサイズ」
(180mm×230mm 144ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
「ミニサイズ」
(100mm×140mm 176ページ 横罫)
カイロのアトリエ~ミッドナイトスター~
中央に配された独特な12面体星形デザインは、16世紀に存在したカイロのあるアトリエで生まれました。アトリエの名称は歴史に埋もれて現在は不明ですが、この細かな模様や素晴らしい素材を見れば、どれだけ高い技術を備えていたかがお分かりになるでしょう。
カイロのアトリエで生まれた本は、なるほど高く評価されました。
この本のオリジナルは、ドイツ(デュッセルドルフ)の、クンストパラスト美術館に所蔵されています。
表紙に広がる宇宙の眺め、「ミッドナイトスター」のデザインは、金箔と装飾がはじけ、爆発する超新星を表しているかのようで、手に取った人を夜空の迷宮にいざなうかのような美しさです。
「ミディサイズ」
(120mm×170mm 144ページ 横罫)
「ミニサイズ」
(95mm×140mm 176ページ 横罫)
ソフトカバーのラインナップをご紹介!
ソフトカバーは、ハードカバーと違い、表紙自体が薄くなっています。厳密な上製本とは違うので、一回り小さめに見えます。
中の紙の枚数が概ねハードカバーより多く、薄くなっています。
そして、エッジプリントが施されているのも特徴的。
表紙の材質は弾力があり、折り返して使えますが、しっかりしているので、原状復帰できます。ハードカバーと変わらない立体感、メタリック感が表現されているので、見劣りしません。
もちあるいて使う方に人気です。
イーリー大聖堂 ゴシック・リバイバル
イーリーは、西暦673年に誕生した修道院です。大聖堂は、建築され、破壊され、さらに別の様式で立て直されました。1845年から1870年にかけて復旧工事が行われ、華飾式ゴシック様式で、主要部分が華麗に再建築されました。
こちらの装丁は、ジェームズ・ベンサムの著作「イーリー修道院教会の歴史と遺物」の1830年版の表紙を再現したものです。
「ミニサイズ」
(95×140mm 208ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(130×180mm 176ページ 横罫)
謎 ル・ガスコン
元となるデザインは、17世紀の伝説の製本家「ル・ガスゴン」の作品です。
オリジナルは、赤のモロッコ革(モロッコで鞣されたヤギの革)で作られています。ロゼット・渦巻・点線など、エンボス加工や箔押しを施した神秘的なデザインです。
本作ではオリジナルの魅惑的なディテールを踏襲しつつ、黒をベースにアレンジしました。
「ミニサイズ」
(95×140mm 208ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(130×180mm 176ページ 横罫)
ミラ・ボタニカ 百合&トマト
オランダ文化の一部でもある「静物画芸術」は、繊細に描かれる植物・くだもの・花・動物・虫などに豊かな感情表現を加える彩飾家の中でも最も名高い人物が「ヨーリス・フーフナーへル (1542-1601)」です。彼は手書きの原稿に装飾を添える事で有名な芸術家であり、1590年代、神聖ローマ皇帝のルドルフ2世より、「ミラ・カリグラフィ見本帳(ゲオルグ・ボチカイが16世紀中期の作品)」に彩飾を施すよう命じられました。
昨年の新作では、この作品の別のページのデザインが、ハードカバーでリバイバルされました。今回は好評につき、ソフトカバーでみずみずしい百合とトマトをモチーフとしたページを再現しています。
「ミニサイズ」
(95×140mm 208ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(130×180mm 176ページ 横罫)
ASHTA Sacred Tibetan Textiles
インドのバラナシに住むイスラム教徒たちは、神聖な儀式を行う際の祭服に、手織りの絹地を使ってきました。
タイトルの「Ashta」は、数字の「8」を意味します。
デザインの中で、いくつも繰り返し描かれる法輪の輪留めが8本である事や、8は八吉祥にも代表されるように、仏教と縁深い数字です。
バラナシは、仏教とイスラム教とヒンズー教がまじりあう地区です。手織りの布の中で、芸術・宗教・文化の融合が見られます。
「ミニサイズ」
(95×140mm 208ページ 横罫)
「ミディサイズ」
(130×180mm 176ページ 横罫)
「ウルトラサイズ」
(95×140mm 176ページ 横罫)
ノートの使い道いろいろ。
以上が2022年秋の最新作です。
こちらはすべて横罫のノートブックになっています。
どれも欲しくなってしまうほど素敵な装丁ですが、ノートとしては重厚感がありすぎるペーパーブランクス。一体皆さんどんな感じで使っているのでしょう。
エンディングノート
就活の一環として、エンディングノートをしたためる場合、存在感のあるペーパーブランクスなら見落とされてしまいません。
医療、介護、葬儀などの要望や、家族への思いをしたためておくのにふさわしい装丁です。
家計簿
ちょっとアレンジが必要ですが、家計簿にもおすすめです。
お金の履歴を大切にするために、豪華な製本のノートにしたためると、お金が寄ってきそうな気がします。
日記帳
個人的にゴシップガールが大好きで、もう5回くらい見てるんですが、その中にブレア・ウォルドーフがティファニーの日記帳に幼少のころからの日記をしたためつづけていて、ずらりと並べて保管している場面があります。
ティファニーの該当の日記帳は
残念ながら廃盤になってしまいましたが、ペーパーブランクスの同じサイズで、日記をずっと続けると、後で見返すときも本を読むように見返せます。
同じサイズの別のデザインで背表紙を並べたときも壮観です。
日記なんか書いたことがないという方には、3行日記がおススメです。
良かったことや感謝することを書くことと、明日の目標なんかを書くとよいらしいですよ。
夢日記
潜在意識の活性化のために、夢日記を書かれている方がいます。一説には精神が崩壊するとか、知能が下がるとかとも言われていますが、うちの母は以前から夢日記をつけていましたが普通に生きてます。
私も面白い夢を見たときは書き留めるようにしていますが、夢って不思議なことに起きてすぐは覚えてるのですが、すぐ忘れてしまうんですよね。
なので、枕元に置いておいて、すぐに書き留めなければなりません。文字を書いている間に頭がさえて、すっきり起きられる利点はあります。今のところ。
読書ノート
読書が趣味な方は、どんな本を読んだか、記録しておくのもいいですね。
表紙を縮小コピーして、2~3センチくらいにして貼って、タイトルや作者、そのほか情報をかきとめ、あらすじを書き写します。そして、自分の感想などを書いていくわけです。
読書の履歴が残るのってなかなかいいですね。
映画ノート
サブスクで映画を楽しみやすくなりました。素敵な映画をみたら、これもパッケージ画像を縮小して貼って、情報や感想をかきつづりましょう。
俳優ごとに索引をつくってもたのしいですよ!
レシピブック
クックパッドなどで、検索してレシピを探していても、次回作ろうと思ったときに探せなくなったことありませんか?私はあります!
ネットのレシピが増えたことで、本をあまり買わなくなったからこそ、紙に残しておきたいレシピもありますよね。
伝統のレシピになることがあるかも!
まとめ
スマホの中や、クラウド上にメモしたり文章をしたためる事が多くなってきましたが、原点にもどって紙に書くということもとても充実感があります。
脳を活性化させることもできるそうです。
また、SNSなどではなく、極めてパーソナルな日記や文章であるからこそ、自分自身を真摯に見つめることができるのかもしれません。
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