PARKERボールペン。初期装填の替え芯の太さは?純正芯バリエーションのご紹介。
おかげ様でPARKERのボールペンがご好評いただいております。
本体のボールペンと一緒に替え芯を付けてご注文される方に、「本体に最初から入っている芯は何ですか?」とよく聞かれます。
また、ご自分でお使いの方から、替え芯のバリエーションについてもお問い合わせをよくいただきますので、本日はパーカー純正替え芯のバリエーションについてご説明したいと思います。
パーカーのボールペン純正替え芯太さと色の組み合わせは何パターン?
細字 | 中字 | 太字 | |
黒インク | 黒インク細字 | 黒インク中字(初期装填) | 黒インク太字 |
青インク | 青インク細字 | 青インク中字 | 青インク太字 |
赤インク | ー | 赤インク中字 | ー |
PARKERのボールペン純正替え芯の色は3色「黒」「青」「赤」です。
太さは「F・細字・0.8mm」「M・中字・1.0mm」「B・太字・1.2mm」があります。
ただし、赤は「中字」のみになります。
初期装填は「黒インク中字」になります。日本では圧倒的に黒インクが人気ですが、海外では青も一般的だったりするそうです。たまに外資系の企業で、ボールペンは青しかダメという会社があるそうで、ときどきご相談いただくことがあります。
青のインクというのは、黒インクの代わりに使っていただけるもので、特にコピーと原本を区別するために使われたりするそうです。
最近では、青には集中する効果があるため、勉強などに使うとよいという説があったり、また、青を日頃から使っていると、「青だからあの人の書き込み」という風に目立つ事ができるなどという利点があります。
黒一色の問題集などに書き込みしたりするとき、印刷色である黒ではない別の色で書くことで、書き込みが目立つのがよいという使い方もあるようです。
太さの「F」「M」「B」は、ボール径の違いです。ボールペンはペン先でボールが回ることによってインクを出しますが、そのボールの径が「1.0mmなのか」「0.8mmなのか」で太さが違うということです。間違っても1.0mmの線が引けるという意味ではないです。(それは太すぎます)
ボールペンの場合、マーカーなどとは違い、書く人の筆圧や紙質、また何の上に紙を載せて書くのかなどが線の太さに影響するため、ボール径でしか太さを伝えることができません。
どのくらいの太さ?色?実際書いてみた。
それでは、色と太さが実際どのくらい変わるのか、書いてみましょう。紙はロディア5mm方眼です。太さがわかりやすいように方眼の中に文字を収めてみました。
どうでしょうか。0.2mmづつなので、正直あまりよくわからないという方もいるかもしれません。個人的な感想としては、国産のボールペンやサインペンなどの太い細いよりももっと微妙な変化かなと思いました。
2本組になった赤インク。今後は他のインクも??
赤インクだけなぜか2本入りで、値段が安いのです。以前は同じ値段で1本でした。今後は他の色もこちらになるようです。芯が樹脂製になったので、コストが抑えられ、2本入りで値引きになったのだそうです。
替え芯だけで書こうとしたところ、「ぐにゃり」と曲がって書けませんでした。本体に入れれば問題ありません。(それ以前に替え芯だけで書くなって話ですが、いちいち装填するのが面倒だったんですよ・・・。)
Qinkflow(クインクフローとは?)
こちらを見てみて、何か気づきませんか?間違い探しです。
正解は、FとMは「QUINK flow(クインクフロー)」となっていますが、Bだけは「QUINK」となっています。さて、フローとフローなし。ってどう違うの?と思いますよね。
「QUINK」は、パーカーのインクの総称になります。万年筆のボトルインクなども「QUINK」と表記されています。
クインクフローは、なめらかな書き心地と速乾性を兼ね備えたインクとのことで、低粘度油性に近いようなさらっとしたインクだそうです。
Bの「クインク」は「スタンダード」と呼ばれるもので、従来の油性インクで、クインクよりも発色がよいそうです。
現行のパーカー純正リフィルの物出るでは、「F」「M」がクインクフロー。「B」がスタンダードと別れていますので、これは意図してのことなのでしょう。
「F」のスタンダードがいい。とか「B」のクインクフローがいい。という選択はできないということのようです。
低粘度油性とはいっても、日本のジェットストリームのようなサラサラ系というわけではなく、少し薄いという感じのようです。
書いてみた感じは、普通の油性とあまり変わらない感じかもしれません。
そんな感じで、いろいろなバリエーションがあるパーカーの替え芯でした。今後黒や青が2本組になっていくと、お財布に優しくてうれしいなと、個人的には思っております。
ボールペンをプレゼントするとき、または自分で買う時にも、替え芯を一緒に買っておけば、初期装填のインクがなくなったあとでも続けて使えて便利ですよね。
ボールペンのインクというのは予告なくなくなってしまうので、なくなった後で「なくなった!」「何をかえばいいの?」「どこでかえるの?」と焦らなくてすむので、精神衛生上よいです。
【次回予告】どっちみち全部太いねん!という方のために。
次回予告です。この記事を読んでいただいて、ある一定のお客様はこう思っていらっしゃるのではないでしょうか「どっちみち全部太いねん!」
そんなお客様のために、ある裏技を、次回ご紹介しますね。お楽しみに!!!
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