シャーペンの芯入れ?それが彼らとの出会いでした。
結構前の事になりますが、他部署の部長から「シャー芯ケースが売れとるらしいなあ」といわれました。
不勉強な私は意味がわかりませんでした。シャー芯というのはケースに入って売っていて、そのケースごとペンケースに入れるものなのではなかったのか。以前からシャーペンの芯は、ケースにも工夫がされていて、蓋がワンタッチであいたり、1本づつ出るからそのまま芯に触ることなくシャーペンに装填できたり、企業努力が感じられるアイテムではなかったのか。
それが、なぜか最近の若者は購入したシャー芯をわざわざ別のシャー芯ケースに移し替えていると!?
意味がわからない!!!!
そして知り合いのメーカーさんに聞いてみたら、「今お待たせしている状態で、常に欠品なんですよ・・・。」とのこと。
かなりかっこよかったんですが、捻って蓋をとり、そのなかにそろそろと芯を入れる。その一手間、必要!?と老害は思うわけです。
しかし、売れるものは何でも売りたい!ということで、問屋さんにお問い合わせしたところ、「確かに台湾のシャー芯ケースが人気みたいです」とのことで、紹介していただいたのが。このYstudioの「物外」というブランド。
一目見ると、めっちゃめっちゃかっこいい!!!!!!
台湾ブランドの「物外」ワイルドなデザイン
「物外」とはなんと珍妙な名前だろうかと思いましたが、どうやら「物以外の価値を提供したい」という意味なのだそうです。物以外の価値、物=用途、と思われます。シャー芯ケースは買ったときのケースで十分、これが用途としての価値ですよね、それが面倒くさくても、いちいち手間でも、かっこよいものをそばに置いておきたい。という「事」の価値なのだろうと思いました。そういうのってすごく素敵ですよね。
例えば、芯を出すとき、蓋をくるくる回して開封しているとき、その動作自体がワクワクできるものであれば、何気なく無意識に芯を補充するよりも、(多少非効率的でも)きっと何倍も毎日が楽しくなりますよね。
金臭ささえただよう、真鍮モデル。
物外シリーズだけでなく、よく台湾の雑貨で登場するのがむき身の真鍮素材。真鍮素材って、素手で触ると、手が金臭く(かなくさく)なるんですよね。これが嫌っていう人もいると思いますが、これって、小銭を触った時にも起こる現象ですよね。手が金臭くなるのって、もしかして金運が付くのではないか?
なんて買ってに想像しております。金臭さが苦手な方にはあまりお勧めできませんが、経年変化も楽しめて素敵な一本、一番人気です。
こちらにも名入れ彫刻ができますが、かなり控えめな印象になります。むき身の真鍮なので、使っていくうちにどんどんさらに見にくくなっていく危険性があります。しかしそのころにはもう心の中に名入れの内容は刻まれていると思いますので、問題ないですね。
つやっつやのクローム仕上げが美しい「シャイニーシルバー」
さきほどの真鍮とはうってかわってのシャイニーな輝き。金だとやらしいかんじになってしまいますが、銀なので、かっこよくきまっています。
シャーペンやボールペンなどで、銀ベースのものを使われていたり、無彩色が好きな方なんかのアイテムにはマッチしそうですね。
名入れのところだけマットな仕上がりになります。
彫刻や金のロゴが映える!マットな「ブラック」
最後に、なぜかこれだけ高くて、でも人気な「ブラック」です。キャップの頭の部分には「Y」のロゴが入っていて、それが金色。蓋と胴体の間にも素材の金が一筋みえています。
この金のワンポイントが、マットなブラックの塗にとっても映えてかっこいいんですよね。ついでに名入れしても金っぽい色がでます(艶感はないですが)なので、とてもいいワンポイントになるかんじです。
人気ランキングは
1位 真鍮ゴールド
2位 ブラック
3位 シルバー
というかんじ。圧倒的に真鍮が人気ですね。
新中学生や新高校生に、シャーペンだけだと安価すぎるからというときに、こちらをセットしてみてはどうでしょうか。
最近ではシャー芯メーカーが最初から金属製のケースに入れて売るようになったり、そのための詰め替え用の芯を出しているようです。
今後も「シャー芯ケース」はどんどんメジャーになっていきそうですね。
ちなみにうちの娘が「シャー芯をいちいち買うのが面倒になった」と言い、通販でお徳用のをゲットしたそうです。それがこちら。
一生分あるんじゃないでしょうか。これだけあったら安心ですね。とても安かったそうで、どうせ書き味も期待できないだろうと思ったらしいのですが、案外悪くなかったです。
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