CROSSの人気シリーズ3選。伝統と革新の融合米国の老舗ブランド。
パルセラでは、PARKERやuni等が最も人気でしたが、ここ最近CROSSに火がついているようです。
ここ数年、国内のCROSS商品の在庫が不安定になってしまっておりますが、低価格帯(とはいえども4,400円~6,600円程度)はいくらかあるようです。
その影響もあり、お客様にCROSSの魅力についてご質問いただくことも多くなってきました。
1)歴史 2)革新 3)品質
CROSSの魅力は主にこういうことになりました!
CROSSの歴史、米大統領が愛用したペンとは?
クロスが創業されたのは、1846年。英国で筆記具(豪華なペンシルホルダーだったそうです)の製造をしていたリチャード・クロスの長男、タウンゼント・クロスによって創業されました。
初期クロスの代表作といえば、
「シャープペンシルの先駆けになった【繰り出し式ペンシル】」
「ボールペンの原型になった【スタイログラフィックペン】」などですね。
筆記具のデザインや機能においてアメリカで26、イギリスで7つもの特許を取得したのだそうです。
当時の筆記具に革命的な影響を与えました。
アメリカを代表する高級筆記具ブランドのクロスは、米国大統領が愛用する高級ペンブランドとしても有名です。
例えば、オバマ前大統領は「タウンゼント」、トランプ大統領は「センチュリーⅡ」というシリーズを愛用していました。トランプ大統領の独特なサインは当時日本でも販売されていた「ポーラス芯」というサインペンに近い筆記システムでこそ書けるものでした。(最近はカタログからおちてしまっています)
革新的なデザイン
クラシックセンチュリーなど、伝統を踏襲し続けているデザインや、コニカルトップに代表されるいつまでも心を惹きつけるディテールは守り続けるクロスですが、創業当時革新的な思考で商品開発を行っていたCROSSの精神は、衰えていません。
現代では、その特徴は特にデザインに表れています。
PARKERとCROSSの違いってなんですか?とよく聞かれて、(これはかなり返答に困るのですが)PARKERは以前のモデルよりあまり形が変わることはなく、柄やカラーリング、マイナーチェンジやリバイバルなどでデザインの幅自体はあまり広がりませんが、CROSSは常に新しいデザインをリリースしていて、「こう来たか!」と思わせるような意表をついたデザインで驚かしてくれます。
化粧箱も、同価格帯で比較すると、PARKERよりCROSSの方が映えるかんじです。
機構上永久保証に裏打ちされる堅牢な品質
CROSSのボールペンはとにかく頑丈です。
こんなに丈夫だと買い替える必要がなくなるので、替え芯で利益を取るビジネスモデルといわれているのかもしれません。
丈夫で壊れないけれど、何本も欲しくなるように、デザイン性も常に追求しているのかもですね。
しかもCROSSのボールペンは機構上永久保証という保証が付いているのです。これはびっくりですよね。ただし、保証は新規商品との交換となるため、名入れなどは無くなってしまうようです。
しかし安心してください!当店でお名入れさせていただいたものに関しては、無料で名入れしてお送りさせていただきます!
とはいえ、いままでCROSSの補償のご依頼があったことは実は無いんです。かなりの量のCROSS商品を扱っていますが、「壊れた」というご報告がまるでないというのは、相当頑丈ってことですよね。
これらの特徴が組み合わさって、CROSSのボールペンは多くの人々に愛される筆記具となっています。
それでは当店で最近人気のCROSS商品をご紹介いたします。
ノベルティに適したビジネスギフト用モデル「CROSS コベントリーボールペン」
コベントリーは、CROSSの中では比較的安価なモデル「4,400円」になります。とはいえ十分に高級感があり、誰もが使いやすいデザインでありながら、センターリングの段差の具合や、ほどこされたラインのデザインなど、個性もプラスされています。
個人向けのプレゼントにもお喜びいただいておりますが、ビジネスギフトの需要は多いですね。
CROSS コベントリーボールペンは伝統的なツイストタイプのプロダクト。
ビジネスギフトとしては、企業様の周年記念品や、人材紹介エージェント様から、就職お祝い品など、さまざまなご用途でお使いいただいております。
ご注意いただきたいのは、現在、同一ロット内でも彫刻した際の色の出方にムラがあることです。イエローゴールド~銅色くらいまでのふり幅がありますので、ご了承くださいませ。
こちらの商品はビジネス用途が高いこともあってか、化粧箱のランクは1つ落ちてしまいます。
スタイリッシュなストラトフォードは残念ながら廃盤!でもまだ在庫はあります。
二重に輝くセンターリングと、少しソフトになったコニカルトップが特徴の「ストラトフォード」。ビジネスパーソンへのプレゼントとして大変人気があります。
特にシンプルながら個性があるこの見た目は、新卒の方の若々しい印象にもマッチしますし、クリエイター系の職業の方にも大変お似合いになります。
このシリーズは実は惜しまれながら廃盤してしまい、現在のカタログには載っていません。が、まだ在庫はあるそうで、最後に手に入れるチャンスかもしれませんね。
シックなマットブラックにしようか、輝くクローム仕上げにするか・・。女性の方はらマットシルバーが人気ですよ。
カラーだけでなく質感の違いも楽しめるのがこのシリーズの楽しさですね。仲間や友達、兄弟や恋人同士、お揃いでもたれてもお揃いすぎない感じになるのもクールです。
ATX。この美しさはちょっとヤバイ。流線形がつながる不思議なデザイン。
CROSSのATX(エイティエックス)を初めて見た時、大げさではなく本当に10分くらい手にとって眺めてしまうかもしれません。
この写真を見ていただくだけでわかるのですが、まず、天冠(頭の先)からペン先まで、途切れることのない一直線のアールになっています。クリップ先へも一直線のアール。クリップの付け根もアール。すべて計算つくされた美しいカーブの集合体なのです。
その美しさは角度を変え、視点を変えながらずっと見続けていられるくらいに素晴らしいものです。
と、いいつつもぱっと見はシンプルなボールペンですので、ビジネスシーンでもスマートに使っていただけますし、カーブが多いでデザインは手に馴染みやすいですので、大きな手の方から小さな手の方まで、違和感なく使っていただけます。長時間の筆記も妨げません。
こちらのシリーズは現行モデルなのですが、現在、色によっては在庫が危ういみたいです。
懸念点があるとすれば「書き味」
CROSSはアメリカのメーカーで、我々は日本人。
何が決定的に違うかというと、「書く言語」と「筆圧」ではないでしょうか。
CROSSのインクは粘度が高く、ずっしりしっかりとした重ための書き心地になります。これがたまらなくてこれがいい!という方は問題ないのですが、手帳を使われる方や、漢字を沢山書く方には、「太すぎる」「筆圧が必要で疲れる」等の理由で合わない。という方もいらっしゃいます。
日本で圧倒的人気なのはジェットストリームだったりするので、書き心地は果てしなく遠いですよね。CROSSのペンを魔改造してジェットストリームを強引に使われる方もいらっしゃいますが、私は怖くてできなかったので、代わりに同じuniの油性リフィル「SK-8」に入れ替えて使ったりしています。これはCROSSに比べるとかなりインクが軽い印象で、細かい文字も書きやすいですね。
実は以前、「X」というローラーボールにジェットストリームが入ったことがあったんですが、今もう廃盤でしょうかXは。
CROSS、本国ではローラーボールが人気のようで、試につかってみた時もありましたが、文字が太すぎてやはり漢字を書く日本人には使いにくかったです。
さいごに
というわけで、最近人気のクロスのボールペンでしたが、シリーズによって、在庫がなかったりとかもするので、お問い合わせくださいね。パルセラですぐ買えるものに関しては店内に在庫がありますので、ご安心ください!
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