
こんにちは。
最近あたらしい彫刻機がはいりまして、面白いことができないかな、と、いろいろ遊んでおります。
家紋ボールペンを作ってみたら、思わぬかっこいいのができましたので、見てみてください。

これです。なんだか立体的な家紋を貼り付けたように見えますが、実はこれ彫刻なのです。
ケガキ彫刻は、軸を回しながら彫刻しますので、ぐるりと広い範囲に彫刻ができます。(クリップ以外)その特徴を利用し、大きめ(2cmくらい)の家紋を彫刻してみました。

ダイヤモンドのチップで線を重ねるように掘り進めていきますので、このように、線で描いたような感じが逆におしゃれな気がします。
いつものレーザー彫刻は塗装を溶かすタイプなので、ツヤ感はでない場合が多いのですが、こちらの削るタイプだと、かなりツヤ感がでて高級な感じですね。
今回はパーカーソネットのマットブラックゴールドでやってみました。
家紋は織田信長公の「織田木瓜」です。あまり細かいものだと潰れてしまうかもしれません、このくらいがギリギリでしょうか。
わたしは昔から家紋が好きで、お墓にいくとついついよそ様の家紋をチェックしてしまったり、紋帳を買ってみたり。
家紋って、特定のご商売をされている方だけのものではなく、みんなにそれぞれあるものなので、なんだかかっこいいですよね。
今から20年前、学生時代の友達と「マイ紋」という文化を楽しんでいた時期があります。自分の紋を言い合っていると、結構友達とかぶって、微妙な感じでした。
うちの家紋は「丸に剣片喰」地元で人気だった武将にあやかって農民たちがつけたんだろうとおもいますが、かなり友達ともかぶっていました。

他の友達は「丸に橘」だったのですが、「おしりみたいでいやだ」と言っていました。

みんなとかぶるのも嫌だし、おしりみたいなのも嫌。だったら自分が好きな紋を勝手に背負えばいいんじゃないの。ということで、それぞれ「マイ紋」を選定することに。
私は当時大好きだった歌舞伎俳優「市川亀治郎丈」の紋である沢鷹の紋を勝手にグッズにして所持しておりました。

ちなみに西日本では、女紋というのは複雑な概念で、自分の女親が結婚するときに実家からもってきた紋を背負うのがならわしです。
女親が実家からもってくる紋というのは、実の母親がそのまた実家からもってきた紋となります。つまり、婚家では、嫁も姑も大姑もみんな別々の紋を背負っています。女が実家に集まったときに同じ紋が揃うというのが女紋です。
私は、父親も祖父も婿養子だったので、祖母も母も私もみんな曽祖母と同じ女紋を背負うことになります。
嫁ぐ時喪服と色無地を作ろうとしたのですが、叔母はどうやら「よくわからなかった」という理由で五三桐で作ってしまったそうです。(日本女性はみんな太閤の嫁!という意味で、五三桐はだれでも背負ってよいそうです)
祖母に聞くと「八重梅だった気がする」母に聞くと「梅鉢でしょ」とまったくあやふやでした。どちらも嫁いでいないものだから、嫁入り支度をしていなかったのです。
わたしはなんだか五三桐を背負うのもいやだったので(ひねくれていたので)蔵の奥を大捜索しまして、無理やり曽祖母の喪服をひっぱりだしました。
「丸に向う八重梅」でした。
というわけで、喪服と色無地をこしらえることができました。

キーホルダーに彫刻してみました。角度間違えましたが、結構かっこいいですね!
これも商品化したいです。
ボールペンの家紋彫刻は、裏メニューで承ります。ぜひやってみてください!
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